日本の生態系を壊した毛皮産業

1970/01/01

日本の生態系を壊した毛皮産業

アメリカミンク(学名:Neovison vison)は、北アメリカ固有の種であり、100年前に毛皮に利用するために輸入され、繁殖させられてきた。

現在、日本国内で繁殖している業者は、新潟県にあるOミンク養殖場のみとなっているはずだが、かつては北海道から西日本まで毛皮動物養殖場が広がっていた。

そして、業者のずさんな管理のために、動物が逃走し、各地域の生態系に入り込み、帰化し始めている。

生態系の破壊

この状態が、2004年に出来た特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)で、大きな問題に変わった。


日本古来の生態系の保護の中で、近年海外から人為的に持ち込まれた動物が、日本古来の生態系を破壊していると認識されるようになったためだ。


2006年には、アメリカミンクも特定外来生物という殺処分の対象になった。

しかし、すでに各地でアメリカミンクは繁殖しその生息地域を広げていたため、多くの地域で殺処分が行われるようになったのだ。


繁殖が確認されている地域は以下のとおりである。

北海道

宮城県

福島県

群馬県

長野県
新潟県(2006年に捕獲されていると報じられている)


主に北海道だが、殺処分の計画は113件にも及ぶ。北海道は全域にすでに広がっており、本州も地続きなだけに、今後は他県にも広がる可能性はある。

さらに、今後、ずさんな管理を引き続き行っているOミンク養殖場のある新潟県でも繁殖し殺処分が行われるようになる可能性は高い。


予防が機能していない

外来生物法には、殺処分を行う防除という考え方の他に、繁殖を予防するために飼育・繁殖・移動を規制するという側面もある。

特定外来生物であるアメリカミンクは、原則飼育・繁殖・移動は禁止されており、逃亡防止のための檻の二重化などの規定をクリアする施設をもっている業者のみが環境省の許可を経て、飼育が可能である。

しかし、2006年から新潟県のOミンク養殖場は許可を得ていない。

さらには、この養殖場の施設は、檻の二重化どころか、ケージが屋外に並んでいるのみの状態であり、そのケージも穴が開いていたり、壊れたケージが並んでいたりという施設である。さらに逃がしたときことをfacebookで堂々と記載していたほどだ。

このような施設であっても、許可無く営業が可能なほど、規制は機能していない。


殺処分のみを増やしたところで、その一方で繁殖・飼育が行われ続けていれば、いつまでたっても殺され続けるだけだ。

毛皮産業の罪

毛皮産業が日本の生態系に及ぼした悪影響は非常に大きい。

アメリカミンクだけでなく、西日本を中心に広がるヌートリアも毛皮産業により広がった。


そして、生態系への悪影響のつけは、すべて罪のない動物の命で償われるのだ。

新潟県 ミンク 毛皮
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