毛皮・皮革なめし産業の町、中国河北省辛集市

2015/02/05

2015年1月、中国河北省辛集市を訪問した。辛集市は人口36万人、川崎市と横浜市を合わせたくらいの面積の市だ。
この市の主産業は皮革・毛皮のなめし産業だ。

辛集市に近づくと、看板には古臭いデザインの毛皮の看板や、毛皮・皮革の町にようこそという看板が目につく。
町には「辛集皮革城」という門が構えられているほどだ。
車に乗っていても、日本では嗅いだことのない異臭がにおってきていたが、外にでると街中をその臭いが激しい異臭が漂っていた。

水の汚染

街から少し離れ車を走らせると、毛皮・皮革の大きな工場が立ち並んでいた。
その周辺を流れる川(水路)は、真っ黒な水が流れていた。
川のそばによると、もともと異臭の漂う街だが、さらに激しい異臭が鼻を突き、なんども吐き気に襲われた。

水路の右側は工場、左側は畑が広がっている。
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真っ黒な水が流れている。
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川の水をペットボトルに採取すると、黒く染まっていることがわかる。
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橋のたもとの水はよどみ、灰色のドロのようなものがたまっていた。そのドロからは泡が浮き出てきていた。
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工場付近の廃棄物
さらに走ると、中小の工場が立ち並んでいた。工場は雑然としており、工場周辺になめし産業で出たゴミがそのまま打ち捨てられていた。
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辛集市の汚染の状況

なめし工場の排水はそのまま灌漑用水路に排出されている。
川の水は真っ黒、ものすごい異臭を放っていた。
報道によると、下水処理施設を建設した地域もあるが、処理能力が低く、下水処理後の水を検査すると、環境基準値を40倍超えていたという。
さらに水道水は灰色であると村人は訴えている。悪臭がひどく、村人は窓を開けることもできないという。
2014年5月河北省辛集市锚营村では、周辺の村人200人がなめし工場の前で抗議行動を起こしており数百人の警察が出動し市民は殴られ抗議行動を抑えられ4人が逮捕された。この村では18年間汚染が続いており、がん患者が増え続けているという。政府当局は汚染調査の結果が出ていないなどと回答している。しかし、汚染は明らかである。

18年というこの年数はまさに毛皮産業の進行の年代ともかぶる。
毛皮産業はこの地の水、土地、作物、人々の健康と安心できる生活を破壊している。
毛皮を取り扱っている日本の企業、毛皮を購入した日本人がその原因の一貫を確実に担っている。
公害はそう簡単には解決できない問題だ。
人々の生活と命はすでに脅かされている。
日本人はこの郊外に加担し続けてよいのだろうか?

私たちにすぐにできる、そして最も効果的なことは、
・毛皮を買わない
・毛皮を売らない
ということだ。


調査:アニマルライツセンター
参照記事:
http://www.hebradio.com/xwgb/201303/t20130320_1106769.html
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/28/a1112548.html

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