中国で起こる毛皮による公害

2015/07/20

2015年1月に中国を訪問した際に、その汚染の現状と深刻さ、日常化した公害の状況を見たが、みることが出来たのはその本の位置地域のみ、その全体像は把握ができない。
そこで、中国で報道されている内容をまとめた。
 
  • 河北省衡水市大営鎮は有名な“毛皮の郷”、毛皮の年売上は1,200億円になった都市もある。しかし、毛皮の加工のために水の汚染がひどい。20年前魚やエビが生息していた川は、現在イエバエと蚊だけが発生し、水のせいで癌になる住民が増えてる。
    政府は処理しようと2003年に7500万元を投資し、汚染水処理施設を建設したが、効果がなく、水の汚染は悪化しつづけている。
    http://jiangsu.china.com.cn/html/green/wrbg/261970_2.html
     
  • 村民は98メートル深さのある井戸で水を汲んでも、その水は灰色。しかもその水の中の3分の1は黒い沈殿物である。現地に皮革加工会社は300社以上あるが、汚染水の排出により周辺地域の環境と水に酷い影響を与えた。
    http://bbs.tianya.cn/post-157-525479-1.shtml
     
  • 河南省武陟県のある皮革加工工場では、重金属クロムを含む汚染水を直接に外に排出。その濃度は2.73mg/Lだが、基準値は 1.5mg/L。現地政府の環境保護観察所所長によると、このような水を長期的に飲用すると、神経が侵され、植物人間状態になる恐れがあるという。
    http://news.ifeng.com/a/20140904/41851840_0.shtml
     
  • 中国河北省の皮革工場では、ミンクの毛皮を化学品で染色する。従業員が防毒マスクを付け作業している姿を記者が目撃した。専門家によると、消費者はこのような皮革をきると、有毒ガスを吸入し、肺がんになるリスクが高いという。
    http://orientaldaily.on.cc/cnt/news/20111203/00176_096.html​
     
  • 20年前に魚もいて人が泳ぐことも出来た灌漑水路、今は水が劣化し魚は死滅、家畜も水をのむことは出来ず、鳥もいない。がんになる人が多く、子どもたちは健康に生きていくことが出来ない。
    http://smp.chinaleather.org/News/20140327/191780.shtml
     
  • 一大毛皮産業の町である棗強県大営汚水処理工場汚水の2015年4月17日13時の検査データでは、アンモニア窒素は35.68(基準は5)で、6.14倍基準を超えていた。さらに化学的酸素要求量は69.34(基準は50)1.39倍基準を超えていた。
    http://www.nbd.com.cn/articles/2015-05-08/914370.html​
     

毛皮のなめし と一言で言うと簡単に聞こえるが、死んだ動物の皮膚を、人間が洋服と一緒にまとうことが出来るまでにするには、相当の加工が必要だ。
皮をはがし、肉をこそげとっても、それは皮膚でしか無い。そのまま放置すれば異臭を放ち、カチカチに固まる。
薬剤で腐敗しないようにし、さらに固まらないように加工するのだ。
その過程で、ホルムアルデヒドやクロミウムなどの有害な薬剤を使うことになる。これらを大量に処理するのは難しいため、日本やEUなどでは大量のなめしは出来ないのだ。
もちろん大量の水も使われ、さらには廃棄物(動物の肉片や皮膚片等)が放置されているという問題もある。
毛皮産業に頼って生きるようになってしまった人も多いだろうが、20年前は付近は農産業などで生計を立てていた地域。今でももちろん農業や他産業に従事する人は多い。
貧困がこの問題を引き起こしているのではない。
毛皮産業が、環境を破壊し、将来に渡り、貴重な土地や人々の健康を奪っている。

動物の毛皮を着ないことを宣言してください。

GO FUR FREE宣言を!
http://fur-free.com/


 
同じカテゴリの記事

動物の未来はあなた次第!ACTION!

チラシ配りをする
毛皮、動物実験、畜産と環境などのチラシの配布に協力してください。

寄付をする
毛皮をなくすための運動の継続と、運動をさらに大きくするため、資金の援助をお願いします。

会員に登録する
メンバーになり一緒に活動してください!

真実を知る

NPO法人アニマルライツセンター公式Facebook NPO法人アニマルライツセンター公式Twitter NPO法人アニマルライツセンター公式Flicker NPO法人アニマルライツセンター公式YouTube

managed by RCMS